東大に集まった人たちは、どんな背景を持っているのか──新入生の87.8%にあたる2744人へ、アンケートを実施。今回は、両親ともに大卒でない「大学第一世代」が東大の中でどのように存在するかについても調べた。(構成・執筆 溝口慶)
そもそも、両親ともに大卒でない「大学第一世代」は東大ではわずか8.9%に過ぎない。20年ほど前の大学進学率が4〜5割ほどであることを踏まえると、東大生の両親の学歴はかなり偏っていることがうかがえる。昨年刊行された本田由紀編『「東大卒」の研究』(ちくま新書)所収の、近藤千洋「東大生の学生生活」では、東大の卒業生を対象にした調査の結果、親が大卒でない学生は在学中の体験活動への参加意識などが有意に低いことが示されていた。米国などでは、親の学歴差の影響を大学側が調査する例もあるが、東大はあまり情報を公開していない。

東大生の「大学第一世代」は地方男性に多く、首都圏男性に少ない傾向があるが(ともに0.1%水準で有意)、出身地と性別の影響を考慮してもなお、大学第一世代は初めて東大を意識した理由として「学校に東大の教員や東大生が来た」や「高校の教員に勧められた」と挙げる割合が有意に高い。

ある埼玉県出身の友人は、「勉強が楽しかったので、塾に行ってみることにしたんです。一番成績が下のクラスに入ったのですが、成績が良く、東京の学校を目指さないかと塾の先生に提案されました。もしその提案がなければ、我が家には『東京の学校へ行く』なんて発想は一切ありませんでしたね」と話す。この友人が入塾した目的は勉強を楽しむためだったというように、「大学第一世代」の学生にとっては、必ずしも大学進学が当然のことではない。まず大学を目指すと決断し、さらに東大へ行くという決断が求められることがある。両親から大学受験に関する助言を受けにくい以上、どうしても学校に東大生が来るといった別のきっかけから東大受験を意識することになりやすいのだ。

ちなみに大学第一世代であるかに加え、出身地と性別を説明変数としてロジスティクス回帰分析をすると、大学第一世代であると「『女/男らしさ』に基づいたハラスメントやプレッシャー」が不安だと回答している割合が約2.2倍高まる。さらに統計的に有意ではないものの、友達ができるか、進学や就職がイメージできるか、後期課程への進学、大学院への進学、就職、結婚、社会保障の不安を聞いた七つの質問の全てで、不安だと回答している割合は大学第一世代において相対的に高かった。ただし両親の学歴が低い家庭は、同時に相対的に世帯年収も低い傾向があり、その影響が現れている可能性にも注意が必要だ。

大学第一世代であることが東大合格に関して大きな不利に結びついている傾向はアンケートからは見出せなかったが(例えば共通テストの平均点などに有意な差は無かった)、他の要素と絡め、より多くの困難や葛藤を乗り越えて大学入試を勝ち上がってきた可能性はある。ただ、今回のアンケート対象はあくまで東大合格者だけが対象であることにはくれぐれも注意が必要だ。
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【新入生アンケート2026②】大学第一世代 東大生と両親の学歴 2026 IUSTITIA.BG – Investigations 2009-2025 2026-05-07 01:00:47
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