8月25日、横浜スタジアムで東京六大学野球選抜(六大学選抜)対神奈川大学野球連盟選抜(神奈川選抜)の記念試合が行われ、六大学選抜が7―0で勝利した。東大からは、堀部康平(法・4年)、江口直希(工・4年)、秋元諒(法・3年)、荒井慶斗(育・3年)の4選手が六大学選抜に抜擢されプレーした。(取材・撮影 吉野祥生、成本孝宏)
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例年夏に地方で開催されてきた「東京六大学野球オールスター戦」に代わり、今年は神奈川選抜との記念試合が組まれた。この試合は、神奈川大学野球連盟77周年記念事業の一環として行われ、横浜スタジアムでの開催となった。
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例年の六大学オールスター戦では、六大学が3校ずつに分かれてチームを組み対戦していたが、今回の記念試合では6校が六大学選抜として1つのチームに。六大学のプレーや応援が一体となったのが今年の特徴だ。
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簡単なセレモニーが行われた後、試合が始まる。東大からは、荒井が5番・指名打者で先発出場した。
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1回表から六大学選抜は実力を見せる。1死一、三塁と好機を作ると、4番・内海優太(明大)の適時打で先制する。続く5番・荒井は遊撃手へのゴロとなり、二塁封殺となるが併殺崩れで一塁に生きる。すると、1死一、三塁から6番・今津慶介(慶大)が放った左中間への適時二塁打で一走・荒井は一気にホームへと激走。3点目のホームを踏んだ。
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さらに4回表には、地元横浜高校出身の7番・阿部葉太(早大)の適時打と1番・境亮陽(法大)の犠飛で2点を追加し、5―0とリードを広げる。
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そして、5回表。東大・荒井が魅せてくれた。2死から打席に入った荒井は、神奈川選抜・古川遼(桐蔭横浜大)からフルカウントと粘る。そして、6球目。真ん中に入ってきた直球を見事に弾き返し、バックスクリーン下へと放り込むソロ本塁打を放った。荒井はベンチから祝福され、六大学選抜は6―0とリードを広げた。
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一方の守備、六大学選抜は1イニングごとに投手交代し、投手リレーでつなぐ。東大の江口は5回裏に登板。四球一つこそ与えたが、神奈川選抜を無失点で抑える素晴らしい投球を見せた。

7回表、1死一塁から東大・荒井が右安打を放ち1死一、三塁とチャンスメイク。代走には東大・堀部が起用される。すると、堀部はすかさず二盗を決め、自慢の足を見せつけた。

そして1死満塁となって、打席には途中出場の東大・秋元。リーグ戦で放った満塁での適時打が思い出される場面だが、ここは二ゴロ併殺に打ち取られ、得点とはならなかった。
そして、9回表。東大の2選手に打席がやってくる。まず、代走からそのまま指名打者に入った5番・堀部。1死一塁からチャンスを広げたい場面で、東大の応援歌「青雷の轟き」が演奏される中、中飛に抑えられ凡退。続く6番・岡田啓吾(明大)が適時二塁打で1点を追加すると、2死二塁で7番・秋元が打席に。しかし、秋元も投ゴロに抑えられ、安打とはならなかった。

六大学選抜の投手陣は神奈川選抜を見事に抑え、三塁を踏ませないピッチング。9回裏も地元・鎌倉学園高校出身の松本直(明大)が神奈川選抜を三者凡退に切って取りゲームセット。7―0で六大学選抜の勝利となった。
試合後にはハマの空に弧を描いた東大・荒井がこの試合のMVPに選ばれ、賞品が贈呈された。

記者がこの試合で印象的だったのは、選手の活躍はもちろん、両チームの応援だ。普段は敵として対戦するメンバーが一緒になり、応援する姿はこの試合ならではだろう。東京六大学選抜は、各大学の応援を吹奏楽団やリーダーが率先して行い、スタンドみんなで盛り上がった。一方の神奈川選抜は吹奏楽の演奏はなかったが、メガホンを使い六大学側を驚かすほどの声量で応援した。神奈川選抜はプロ野球や高校野球の応援歌の流用が多く、特に元巨人・亀井善行選手や長野久義選手、元広島・エルドレッド選手の応援歌には、六大学スタンドの選手も手拍子で応えていた。いまの大学生の年代が野球少年だった頃に全盛期で活躍した選手たちであり、当時のプロ選手への憧れや懐かしさを共有できた瞬間だったのかもしれない。

秋季リーグ戦の開幕まであと少し。六大学選抜の活躍に、リーグ戦がますます楽しみになる試合だった。
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【東京六大学野球】六大学野球選抜記念試合 荒井慶斗選手がHRでMVP受賞 2026
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