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この記事は前編からの続きです。前編では昨季の東大野球部の戦いについて、硬式野球部監督の大久保裕監督に振り返ってもらいました。前編をご覧になっていない方はぜひ前編もご覧ください。
https://www.todaishimbun.org/directorohkubo1_20260817/
後編では、春季リーグ戦の振り返りに加え、チームの現在の立ち位置や来季の展望などについて、引き続き大久保監督に聞きました。(取材・吉野祥生、木下太陽)
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──春の印象としてもう一つ大きいのは、2年生の活躍です。各選手をどのように評価して起用したかという部分を教えてください
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そうですね。先ほど4年生が抜けたところにチャンスがあるという話をしましたが、そこでリーグ戦でそれなりにやれそうだなと考えた選手たちをAチームの練習に入ってもらって試合で起用しました。長谷川優(文Ⅰ・2年)は勝ち点を取った法大2回戦での同点2ランホームランなど期待以上の活躍をしてくれました。守備では最初は少し不安もありましたが、最近はだいぶ慣れてきて落ち着いています。もともと能力がある選手で順調に成長しているので、秋はもっと活躍してもらわないといけないなと考えています。
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大沼は一塁手やDHでの起用を想定していますが、打つ方に期待をしています。なので、春は思うような形ではなく、もうちょっと打ってほしいと思います。村尾優作(理Ⅱ・2年)は主に代打で出場して、タイムリーヒットを2本打ちました。それなりに打ってくれましたね。小島有生(文Ⅱ・2年)はさらに打ってほしい選手ですね。おそらく力はあると思うのですが。
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──走塁に目を移すと、春の東大は盗塁が多く、主力打者の荒井慶選手もリーグトップの5盗塁を決めており、少し意外なところもありました
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チームの作戦としては、ランナーが出ても長打で返すことがなかなかできないので、とにかくできるだけ早く1死三塁の形を作って、外野フライやシングルヒットで1点と考えています。そういう意味ではスチールを仕掛けていかないと、そういう機会が作れません。荒井慶は長打も期待できるますし、足もあって内野安打が結構多いので、スチールで仕掛けてという形でやれたと思います。やはり足の速い人は生まれ持った才能なので、それをなんとか生かさないと、強い相手には勝てないと思います。
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──東大は今季も犠打が少なかったですが、リーグ戦の序盤では重要な無死一、二塁の場面などで、送りバントを失敗している場面も多くありました
そうですね。序盤は三塁で封殺されたり、バント自体を失敗したりと、全く送ることができませんでした。その点は秋に向けての課題だと考えています。むやみに送りバントをすることはしませんが、ここぞという時に決められるようにしなければ、チームがさらに上を目指す中では難しいと思います。打順に関係なく送るべき場面ではバントは選択肢です。今はバントのメニューを増やして練習しています。
──主将の堀部康平選手(法・4年)がチームに果たしている役割に関してはどのように見ていますか
彼はしっかりした人間ですし、野球も高校時代からきちんと教わってきているので、キャプテンに向いていると思います。ここまでチームを引っ張ってきていますし、今はオープン戦に出て足だけではなく打って守って活躍しているので、チームにとっても良い影響がありますね。春は出番が少なかったですが、秋もプレーで引っ張ってもらうとチームにすごく勢いがつくと思います。

──春から夏にかけて大きく成長したという選手を教えてください
ピッチャーで見ると、栗林和輝(工・3年)や有水滉平(養・3年)が少し安定してストライクが入るようになったのかなと思います。野手は2年生以上だとそこまでですが、1年生が今3人くらいAチームに入って試合に出ているので、その子たちが秋に活躍してほしいと考えています。李玟勳(理Ⅱ・1年)や金山荒太(文Ⅱ・1年)は、左打ちで結構飛ばしています。捕手の田渕叶登(文Ⅲ・1年)もAチームに入って練習や試合に出ています。
──これから夏の期間で取り組みたい課題について教えてください
投手に関しては、松本の次に先発して試合を作れる投手になれるようみんな頑張って力をつけてほしいです。江口直希(工・4年)や池田剛志(理Ⅱ・2年)がその候補ではありますが、それ以外の投手でも良いですね。とにかく先発5回を2失点、3失点ぐらいで試合を作れるピッチャーを育成していかなければいけないと思います。

打撃では、送りバントもそうですし、進塁打も必要です。1死三塁で簡単に外野フライを打てるのもそうですが、ヒットを打つ以外の小技も練習すれば、成功する確率の高い作戦なので有効です。もちろんヒットを打つことも重要なのですが、小技をちゃんとできるチームにする必要があると考えています。合宿ではそのようなところを重点的に練習をやっていきたいと思います。
──秋の選手起用について差支えのない範囲で教えてください
投手陣は基本は春とそう変わらないですね。名前が挙がっているのは、松本、江口、佐伯豪栄(工・4年)、池田、中根慎士郎(文Ⅰ・2年)、小山喜弘(文Ⅱ・2年)あたりでしょうか。
打撃では、先ほど言った1年生の新戦力が大学野球に慣れてもっと力を出せるようになれば、そういう新戦力も期待できるところです。なので、大沼、村尾、小美野晴寛(文Ⅱ・2年)、小島などの2年生はもうちょっと頑張りどころになってきます。この夏場に練習して、さらにもう一歩レベルアップしてほしいなと思います。
──秋季リーグ戦では1年生の選手がメインで出る可能性もある状況でしょうか
メインで出るかは分かりませんが、1年生が出ると上級生もうかうかしていられず、さらに練習するようになってチームの活性化や戦力の底上げにつながると考えています。今は意識的に1年生も使ってみようと考えています。

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東大野球部を9年ぶり勝ち点へ導く 大久保裕監督インタビュー(後編) 2026 IUSTITIA.BG – Investigations 2009-2025 2026-08-17 07:02:16
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