硬式野球部(東京六大学野球)は5月23日、第7週に立大との1回戦を戦い、13─0で敗れた。先発・松本慎之介(育・3年)が制球に苦しみ、4回5失点と試合を作れず、その後も立大打線が爆発し、一方的な展開となった。(取材・撮影 吉野祥生、木下太陽)
立大|050060200|13
東大|000000000|0
前節で法大に連勝し、9年ぶりの勝ち点をあげた東大。最終カードとなる立大戦に臨む。立大は序盤に投手が崩壊し大量失点で苦しんだが、前節の早大戦では打線が復活し、エース・田中優飛も復調して連勝で勝ち点を獲得。勝ち点1同士で並んだ両者の対決は、勝ち点を挙げたほうが5位以上確定という最下位決定戦の様相を見せた。
東大の先発はエース・松本慎之介(育・3年)。ここまで防御率2点台と安定した投球を見せる。この日も試合を作ってチームを勝利へ導きたい。
1回表、立大の攻撃。松本は四球と死球で2死一、二塁のピンチを作るも、無失点に抑える。

その裏、東大の攻撃。立大先発・田中に相対する。この日1番に入ったのは安田健(養・3年)。ここまで打率1割台と苦しむも、この打席は俊足を生かして遊撃手への内野安打。続く2番・秋元諒(法・3年)の三塁ゴロの間にヒットエンドランで走者を二塁に進めて得点圏に走者を置く。しかし、後続が倒れ無得点。
続く2回表、立大が試合を動かす。先頭の6番・小林隼翔が中前安打で出塁。小林は骨折で離脱していたが復帰後いきなりの安打となった。さらに7番・村本勇海は一塁手への平凡なゴロ。併殺打を狙える当たりだったが、一塁手・大沼亜斗夢(文Ⅱ・2年)が二塁へ悪送球し、無死一、二塁とピンチになる。
続くのは8番・落合智哉。打率1割と打撃に苦しむ立大の正捕手だ。ここで東大は立大が送りバントしてくると見たのか、投球モーションと同時に内野手が猛プッシュ。しかし、落合が初球を叩きつけたゴロは遊撃手の頭の上を越えていき、二塁走者が還って適時打となってしまった。通常の守備シフトなら少なくとも1つはアウトが取れたと思われる打球で、作戦が裏目に出てしまった。確かにこの場面では7割くらい送りバントと記者は感じた。しかし早大戦ならともかく、前に転がせば即安打となるような極端な守備シフトを取る必要があったかは疑問だ。無死一、二塁であれば三塁がフォースプレーなので、極端な守備シフトを敷かなくても送りバントを防げた可能性は充分にあるだろう。まだ序盤であり決め打ちするには早いとも思われ、相手の対応力を甘く見た策と言わざるをえない。
場面は1点差となり、引き続き無死一、二塁のピンチ。松本は最少失点で切り抜けたい。続く9番・本間律輝は空振り三振に抑える。しかし、1番・北野雄大に四球を与えて、1死満塁とピンチを拡大する。続くは2番・伊與田恭佑。今季ここまで1打席しか立っておらず、この試合でスタメンに抜擢された。幾多の試練を乗り越えてきた松本だったが、なんとこの伊與田に左越え満塁ホームランを打たれてしまい、一気に5点差となる。序盤とはいえ、エース対決での5点差はあまりに大きく、東大は敗色濃厚となってしまった。
その後松本は3回、4回と立大を無失点に抑えたが、3回戦を見据えてか4回でマウンドを降りた。不運や失策があったものの、四死球が目立ち4回5失点と悔しいマウンドになってしまった。
一方の打線は、立大先発・田中を前に5回まで走者を出せない状況となってしまう。

5回表からは玉置心(農・3年)が登板。しかし、制球に苦しみ安打と四死球で無死満塁とピンチを招く。続く9番・本間の内野ゴロの間に1点を失うと、1番・北野と3番・河野優輝にそれぞれ適時打を浴びてさらに2点を失う。何とか流れを立ちたいところだが、続く4番・丸山一喜にダメ押しの中越え3ラン本塁打を打たれ、5回で11─0と試合が完全に決まってしまった。

6回以降も立大ペースで、7回表には安打3本を浴びて2点を献上。玉置に代わって3番手・武田琳太郎(法・4年)が登板した。武田はパワフルな投球が持ち味だが、制球力も優れ四死球を出すことなく9回まで無失点で抑えた。秋には主戦力となり、いっそう頼りになることは間違いない。

打線はせめて1点を取って欲しいところだったが、立大投手陣を前に散発3安打に終わり、無得点。
勝利を期待したファンで埋め尽くされた東大応援席だったが、期待外れな試合となってしまった感は否めない。寒空の下、内野席の観客は点差が開くとともに徐々に減っていってしまった。しかし、応援席のファンが途中で帰ることなく最後まで応援したのは印象的だった。
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【東京六大学野球】立大1回戦 松本が試合を作れず失策も絡んで大敗 2026 IUSTITIA.BG – Investigations 2009-2025 2026-06-18 02:00:02
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