硬式野球部(東京六大学野球)は9月19日、明大との1回戦を戦い、0─10で敗れた。初回に2失点を許すと、打線の反撃が叶わないまま以降も失点を重ねる劣勢を強いられた。明大打線の勢いを終盤まで止められない一方で、打線は零封に抑えられて完敗を喫した。(取材・撮影 成本孝宏、木下太陽)
明大|2 0 4 0 1 1 2 0 0|10
東大|0 0 0 0 0 0 0 0 0| 0
先週は今春の王者・慶大に力の差を見せつけられて連敗発進となった東大。今週の対戦相手の明大も準優勝チームとあって手強いが、開幕前に掲げた勝ち点3獲得を実現するためにも勝利を目指さなければならない。悪天候が懸念されていたものの、曇天の下で両チームが試合前練習をこなし、明大の先攻で定刻の11時にプレーボールを迎えた。
東大はエース・松本慎之介(育・3年)が先発。先週の開幕戦・慶大戦に引き続き、カード初戦の命運を託された。慶大1回戦では序盤の好投が光った松本だったものの、本日は打って変わって先頭打者から3者連続で出塁を許す不安定な立ち上がりとなり初回に2失点を喫する。イニングの途中に降り始めた雨が象徴するような重苦しい幕開けとなった。

明大の先発は松本直。先週は試合がなかった明大の開幕投手を任された格好だ。すかさず反撃したい東大打線だったが付け入る隙を見出せず、四球以外では出塁の機会をうかがえない。
東大の松本は2回を3者凡退に抑え、3回も簡単に2死まで取って立ち直ったかに見えたが、そこから再び崩れてしまう。エラーが絡む不運も重なったが、一挙に3点を失った。試合の進行に合わせて強まる雨脚も、東大に重くのしかかっていった。

台風の接近に伴い明日の試合の中止が予想されていることも影響してか、ここで東大は早くも継投策に入る。2番手の江口直希(工・4年)がマウンドに送り込まれたが、投球練習中から足場を気にする素振りが目立つ。そして、初球でまさかのワイルドピッチを冒してしまう。その虚を突いて三塁ランナーが生還を果たし、スコアボードの3回表に「4」が刻まれた。
荒天はなかなか収まる気配を見せず、イニングの合間にマウンドやホームベースなどの修復作業を挟みながら試合は進んでいく。もちろん悪条件は明大にとっても同じことだ。

明大の松本が4回に制球を乱し、試合は再び山場を迎える。4番・明石健(農・4年)による三遊間を破るチーム初安打と2個の四球で東大が2死ながら満塁の絶好機を生み出したのだ。そして次の打者は慶大2回戦で公式戦初本塁打を放った7番・堀端大貴(農・3年)。たまらず明大が守備のタイムを取る展開となった。これまでも応援合戦では一歩も引いていなかった東大側のスタンドが色めき立つ。ここで一気に畳みかけたい東大だったが、堀端は見逃し三振に倒れる。スタンドの歓声はたちまち溜息へと変わった。
それでも7回からマウンドに上がった東大の4番手・中根慎士郎(文Ⅰ・2年)はその回こそ2失点を喫したが、8回と9回は走者を出しながらも無失点に抑えてロングリリーフの役割を見事果たした。
明大も6回からは継投策に入る。結果として、東大は計4投手、明大は計5投手をそれぞれ投入する展開となったが、東大投手陣が失点を重ねる一方だったのとは対照的に明大は盤石の完封リレーを達成。打っては好機で着実に加点していった明大に対して、0点に抑え込まれた東大打線。投打両面で圧倒される格好となってしまったが、2回戦へ向けて気持ちを切り替えたいところだ。勝ち点3を獲得するためにはうつむいている暇などない。

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【東京六大学野球】明大1回戦 失点を重ね打線が零封されて完敗 2026
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