硬式野球部(東京六大学野球)は10月3日、早大との1回戦を戦い、0-6で敗れた。序盤からリードを許すと、5回には1イニング6与四死球で自滅し追加点を献上。打線も早大先発・安田の前に散発3安打と封じられ、完封負けとなった。(取材・撮影 吉野祥生)
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観測史上最多となっていた東京の連続降水日数も37日でストップした10月3日。ようやくの秋晴れの中、早大戦が幕を開ける。慶大戦、明大戦と2カード連続で勝ち点を落とし、目標の勝ち点3獲得には後がない東大。早大とは、今年の春には引き分けるなど互角の戦いを見せており、秋の戦いにも期待が高まっていた。
早大は雨天による順延の影響で、この試合の3日前に早明2回戦を戦い、0―17と大差で敗れた。投手陣に負担がかかる展開となっただけに、この試合は東大に有利になると思われた。さらに早大は、東大とのカード終了翌々日にも勝ち点がかかった早明3回戦が組まれるため、東大戦に全力で投手をつぎ込むことは考えにくかった。そうした状況の中、東大が早大投手陣を打ち崩せるかが鍵となった。
この日から、東大は離脱していた主砲・荒井慶斗(育・3年)が復帰しいきなり4番で出場。さらに、肩の不調から指名打者起用となっていた明石健(農・4年)も捕手に復帰し、いよいよベストメンバーが揃った。

早大の先発は安田虎汰郎。早明2回戦で1イニングを投げてから中2日での登板となった。早大のエース・高橋煌は登板せず、やはり早明3回戦に向けて温存策を取ってきた。
1回表、東大の攻撃。2死から3番・秋元諒(法・3年)が中前安打で出塁すると、復帰した4番・荒井も粘りながら四球を選び、2死一、二塁と好機を作る。5番・明石もファウルで粘りながらフルカウントまで持っていくが、最後は低めの変化球に手が出て空振り三振。好機を生かせない。
続く2回表も1死から7番・樋口航介(養・3年)が見事なバントヒットで出塁し、チャンスメイクする。早大先発・安田も高めに抜ける球が目立ち、ストライクボールがはっきりしているため、狙っていきたい。

しかし、続く8番・堀端大貴(農・3年)はフルカウントまで粘るも、最後は低めの変化球に体勢を崩され空振り三振。ランエンドヒットで一塁走者・樋口がスタートも捕手の素早い送球であっさり二塁タッチアウト。見逃していれば四球で1死一、二塁となった場面だけに、いわゆる三振ゲッツーで好機を拡大できなかったのは痛いところだ。
東大が捉えきれない中、早大も東大先発・松本慎之介(育・3年)を攻める。2回裏、1死から早大6番・髙橋海が中二塁打で出塁すると、続く7番・大越の中前適時打であっさりと先制されてしまう。さらに4回裏、先頭の早大5番・德丸が左越え三塁打で出塁すると、8番・阿部の投ゴロの間に三塁走者が還り、0-2となる。
追いかける展開となった東大打線は、4回表に荒井の左越え二塁打で得点圏に走者をおくも、後続が倒れ無得点。荒井の復帰を印象付ける一打にスタンドも沸いたが、なんと東大はこれ以降、試合終了まで一人も走者を出すことができないまま終わってしまうことに。

試合が決まったのは5回裏。1死から早大2番・川尻に四球を与えたところで松本は降板。投球数が90球を超えたところでの判断となった。2番手は池田剛志(理Ⅱ・2年)。松本の後を受けて2イニングほど投げるかと思われたが、これが全くの誤算。続く早大3番からクリーンナップに3連続四死球で、打たれることなく押し出しで1点を失う。6番は浅い中飛で打ち取るも、7番・大越にもストレートの押し出し死球を与え、2点目を献上。

あまりの投球に大久保監督も投手交代を告げるが、3番手に登板したのは江口直希(工・4年)。投手長を務めチームの柱である一方、ここまで不安定な投球が続き、心配される。ピンチの場面での登板の難しさからか、8番・阿部にストレートで押し出し四球を与え、致命的な5点目を献上。この回は打たれることなく6四死球で3失点。打たれるのはまだ諦めもつくが、松本降板からの不甲斐ない失点にスタンドからもため息が漏れた。
6回も江口が続投するも、2つの四球でピンチを作り、2死一、二塁となったところで、4番手・小山喜宏(文Ⅱ・2年)に交代。しかし、早大5番・德丸に中前適時打を打たれ失点。またしても四球からの失点となり、雰囲気は晴れない。

7回は味方の失策も絡んで無死一、二塁のピンチを招くも、遊併打でピンチを脱し無失点。8回から玉置心(農・3年)が登板するが、ここも無死一塁から二併打を打たせ、この回3安打を浴びるも無失点で切り抜けた。内野手の守備から盛り上げる。

しかし、打線は早大先発・安田から5回以降走者を出せず、打たせて取る投球を前に苦戦。9回も上位打線があっさりと3人で打ち取られ完封負けを喫した。
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【東京六大学野球】早大1回戦 早大先発・安田に3安打完封負け 2026
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