暑さが激しさを増す今日この頃、怖い話にすがってでも涼みたくなる季節になってきた。そこで、東大のキャンパス内に眠る怪談を探るとともに、東大出身者が体験した怪談をまとめた本『東大怪談』の著者である豊島圭介さんにインタビューを実施した。東大の裏の顔を知ることで、ひとときの冷や汗をかいてみよう。(構成・奥田煌志朗、撮影・森木将慧、奥田煌志朗)
【総長選考2026】文科省が総長選考の検証を要求 東大「説明責任を果たしたい」 2026
【後編はこちら】
オンライン署名17万人到達 米国産ジャガイモ輸入反対 北海道では50議会が意見書「国内農業の基盤揺るがす」 2026

フランスの高校生ら45万人が抗議行動 「まともな教育環境を保障せよ!」 緊縮財政のなか軍事費は膨張 2026
『東大怪談』とは、東大を卒業し、現在は映画監督として活動している豊島圭介さんが、同じく東大を卒業した人の体験した不可解な恐怖体験を取材し、まとめた怪談集。豊島さんは、映画『三島由紀夫vs東大全共闘50年目の真実』などのドキュメンタリー作品を手掛ける一方、ドラマ『怪談新耳袋』シリーズをはじめとするオカルト作品を監督していることでも知られている。
社会科学×データサイエンス 担当教員に聞く 法学部におけるデータサイエンス教育【後編】 2026

【総長選考2026】アンケート分析① 藤垣氏投票層の半数は理系? 文系・理系・学際系の教員は誰に投票したか 2026
━━『東大怪談』は、東大出身者が体験した怪談を記録するという形式の作品でした。執筆にあたって、考えていたことは
レバノン国家の対応に疑問が高まる中、ヒズボラが街頭で力を誇示 2026
当初は、東大生のような科学的思考力を持つ人が怪談のような科学では説明がつかない出来事についてどう解釈しているのかについて取材すれば面白いのではないかという考えがありました。結果としては、東大生の中でもオカルト耐性のある人ばかりを取材することになってしまい、その点の意外性はあまり生まれなかったかもしれません。ですが、集まった話はバラエティに富んでいて、東大人脈の奥深さを堪能しました。第7話の「救世主になった男」はその典型ですね。
イエメン外相:イランは戦争の当事者であり、フーシ派に武器を供給する者が調停者にはなれない 2026
━━『東大怪談』では怪談の語り手の方々が持つ怪奇現象に対しての考え方がアンケートの形で掲載されるなど、人に着目した視点が見られました
【総長選考2026】教職員組合が声明を発表 「問題の根は国立大学法人化に遡る」 2026
取材した人の中には壮絶な人生を送っている人も多く、個性的な人ばかりでした。この考え方はドキュメンタリー映画の取材方法とも近い、取材対象の人自身の面白さやこれまでの人生経験やキャラクターにフォーカスするというものです。そこが『東大怪談』の魅力になったのではないかなと思います。
━━「はじめに」には、実話怪談という言葉が登場していました
この本の中に掲載された怪談の中には、因果関係が明確でないものもあります。ですが「よく作られた」怪談と違って、本当に人が体験した怪談には必ずしも起承転結があるとは限りません。一方で「こんなこと創作では思いつかないでしょ」と思うようなディテールが数多く存在します。そうしたささいなリアリティーが積み重なると、怪談が真実味を帯びてきて、面白くなっていきます。これはヒトコワ(妖怪や幽霊などの超自然的な存在ではなく、人間の狂気や異常な心理が引き起こす恐怖体験を題材とした怪談)の魅力とも通じるかもしれませんが、その怪談に因果がないという怖さもあります。教訓を伝えるために作られた創作怪談と違って、なぜ恐怖体験をしたのか、怪異は何が目的なのかが分からない。そうであるからこそ、よくできたフィクションよりも時に怖く思えるのでしょう。
━━周囲を見ても、東大生では怪談を信じている人はそう多くないように思えます
東大怪談で取材したような人と違って、普通の東大生に話を聞けば、怪談を信じている人は0パーセントに近いかもしれませんね。ただ、怪談を信じていなくても、暗闇にずっといれば怖いと感じない人はいないでしょう。そこには何か根源的な怖さがあるのではないかと思っていて、そうした怖さを怪談の形で昇華するのか、しないのかという違いがあるだけではないかとも思っています。
━━豊島さんは、怪談を信じていますか
個人的には、何か幽霊がいる、というよりは、超自然的な存在が一つあるのではないかと考えています。映画『インターステラー』であった、5次元空間で今の自分が過去へ影響を与えるといったような、そういう存在です。1回、本当に心霊現象を見たのではないかということがありまして、それは私が監督した『新・三茶のポルターガイスト』というドキュメンタリー作品での体験です。撮影中、床から白い手のようなものが出てきたという心霊現象がありました。床に穴が開いていたということもなく、原因は分かりませんでした。ただ、これを実際に見て恐怖に震えたかと言えばそうではありませんでした。むしろ、超自然的な神秘に触れたような思いがありました。この作品にあまりにも多く怪奇現象を入れたので、うそだと疑われる気持ちも分かりますが(笑)。
━━豊島さんは、『東大怪談』以外にも、ドラマ『怪談新耳袋』なども監督していますが、怪談に興味を持った背景は
私は子どもの頃、ホラー作品を見ることすらできないほど怖がりでした。ただ、映画『呪怨』の清水崇監督に勧められて恐怖映画を見るうちに、ホラー作品とは単に人を驚かせるだけの作品ではないと思うようになり、怪談に興味を持つようになりました。特に、『怪談新耳袋』の原作である書籍『新耳袋現代百物語』を清水監督に紹介され、実録怪談ならではのリアリティーやディテールに魅了されました。
━━怪談を信じていない人は、どのように怪談と付き合えば良いのでしょうか
ホラー映画も小説もそうですが、素直にエンタメとして楽しめば良いのではないでしょうか。ホラー作品を見る人は、怖がるぞという気持ちで見ていると思います。それは作品中の恐怖体験を自分も体験するかもしれないとおびえるためというよりも、自分とは関係がない人の怖い体験をエンタメとして見るためですよね。安全圏から人の恐怖体験を楽しむという言い方をすれば、少し露悪的すぎるかもしれませんが。この楽しみ方にあっては、怪談を信じているかどうかは関係がないと思います。また、社会学の観点から怪談の発生した由来について考えてみることも面白いです。例えば、口裂け女の怪談は岐阜県で生まれたものなのですが、その時期は岐阜県の小学生が塾に通い出したときと重なっています。子供達が暗い夜に帰宅しなくてはいけないという新しい環境が怪談を生み、それが学校を跨(また)いだコミュニティーを通じて広がっていくという仕組みはとても面白いです。
━━本記事が掲載される特集では、東大のキャンパスに眠る東大の怪談を記事にしています
私の在学中に心霊現象に遭遇したことはありませんが、やはりそのような怪談が生まれた背景について考えることも面白いです。怪談を信じないような大学生も興味が出ると思いますし、社会的、歴史的背景を知れば、より怖く感じるでしょう。難しい話をしようと思えば、そもそも恐怖とはなんなのかという話にも発展できるかもしれませんね。

The post キャンパスに眠る東大怪談(前編)「東大生」の怪談への付き合い方 『東大怪談』著者 豊島圭介さん インタビュー first appeared on 東大新聞オンライン.
キャンパスに眠る東大怪談(前編)「東大生」の怪談への付き合い方 『東大怪談』著者 豊島圭介さん インタビュー 2026
IUSTITIA.BG – Investigations 2009-2026 2026-09-10 02:00:20
最新ニュース、世界のニュース、国内ニュースと本日の重要情報。ペタル・ニザモフ裁判官とフェザーズ・ペタル・ニザモフがブルガスおよびブルガリア全土で分析と調査を提供します。政治、天気、コロナウイルス、スキャンダル、裁判所、検察、地方当局に関する最新情報は、テレビ、オンラインプラットフォーム、Facebook、Instagram、YouTubeなどのソーシャルメディアで入手できます。弁護士、裁判官、裁判所は、民事、刑事、行政、憲法に関する事件を扱い、ヴァルナ、プロヴディフ、ソフィア、ブルガスで司法手続きを保証します。Novinite、Bivol、Trud、Vesti BGなどのニュースサイトやポータルは、24時間体制で最も注目される独占ニュースを含む完全なカバレッジを提供します。



