今年の春季リーグ戦で17年秋以来9年ぶりの勝ち点を獲得した東大。春季の勝ち点獲得は97年春以来の29年ぶりであり、快挙を成し遂げた。その中で、指揮を執った大久保監督も監督就任後初の勝ち点獲得となった。大久保監督にシーズンを振り返ってもらった。(取材・吉野祥生、木下太陽)
──春季リーグ戦を振り返ると、どのようなシーズンでしたか
チーム目標の勝ち点を法大戦で取れたのは一番の成果だと思います。それ以外でも、開幕カードの明大戦はもうちょっと頑張れば勝てたかなという感じでしたし、早大戦では2回戦で引き分けまで持ち込めました。接戦にもいくつかできて、それなりに成果が上がったと考えています。当初は、去年の4年生がかなり主力でリーグ戦 に出ていて、特に渡辺─杉浦のバッテリーが卒業で抜けたので、心配な面もありましたが、それを上回るような頑張りでした。 特に法大2回戦で8得点できたのは手応えです。
──勝ち点獲得に一番大きかった要素は何だったでしょうか
投手の松本慎之介(育・3年)がすごく頑張ってくれて、1回戦のエース対決の試合で、大体5回、6回くらいまで試合を作ってくれるピッチングをやってくれました。それがうまく法大1回戦では完投勝利につながったので、一番の要因はエース・松本の成長ではないかと思います。

──松本投手に加え、他の投手陣の活躍もやはり法大2回戦で勝利できたという点も大きいのではないでしょうか
そうですね、松本だけでは勝ち点が難しいので、残りのピッチャーも頑張るように発破をかけていました(笑)。松本は3回戦で投げるかが分からないので、まず2回戦で松本以外の投手陣が頑張って勝たないと勝ち点は取れないと考えていました。そんな形で2回戦に臨み、5人の投手が合わせて5失点しましたが、それ以上に点を取れてうまく勝てたので、彼らの持ち味が出たかなと思います。
──昨年、ベストナインを獲得した3選手が卒業し、戦力が昨年よりも低下するという懸念もありましたが、監督から見ていかがでしたか
確かにベストナインの彼らは、主に外野手で打撃が優れていました。彼らが抜けたことで、攻撃力が少し落ちるかなと思ったのですが、守備に目を向けると、二遊間は去年からメンバーに残っていますし、キャッチャーも杉浦は抜けましたが、明石健(農・4年)が去年から頑張ってくれて、それなりに盗塁も刺せるようになってきたので、守備ではそんなに戦力ダウンがなかったのかなと思います。

──監督として、春のチーム作りで重視された点はどのような部分にあると考えていますか
やはり打撃力低下が懸念されていたので、去年から打撃コーチにも来てもらい、攻撃力のアップに少し重きを置いたところです。
──守備では、小村旺輔選手(経・4年)がベストナインを獲得するなど、内野手のレベルが高いように感じられます
小村はもともと内野手としてレベルが高い選手です。去年は青貝や井之口など先輩がいたので、出番が少なくなっていましたが、彼らが抜けた後では小村をサードに入れるのがベストだと考えました。秋元諒(法・3年)と樋口航介(養・3年)も2年生の頃からレギュラーでしっかり守っていますが、いずれも守備は抜群のレベルにある選手です。

──秋元選手、樋口選手に加え、荒井慶斗選手(育・3年)などの3年生が活躍しました。この3選手についてはどのように評価していますか
打てて守れる選手という意味では、この3人はやはりレギュラーに定着するぐらい力があると思います。特に荒井は、打撃が優れていて3番・4番を打ってもらいました。秋元・樋口は守備に長けていて、それなりにヒットも出るようになりました。そうした打てて守れる選手はやはり試合にたくさん出てもらうようになりますね。
──他方で、下級生時代にリーグ戦に出場していた4年生の門田涼平選手(文・4年)や竹山直太朗選手(経・4年)は出場が限定的でした。この両選手はどのように評価していますか
野球の選手としての能力というのは、そこまで先ほど述べた3年生3人と変わらないと思います。しかし、実際に試合でどれだけ打って守れるかとなると、そこまでなかなか結果が出ない状況です。どうしてももっと打てる選手に出番が回っていくので、なかなかレギュラーで定着するほどの活躍ができていない感じですね。最後は神宮球場での結果を重視しています。
──主将の堀部康平選手(法・4年)もあまり出番は多くなく、一塁手では大沼亜斗夢選手(文Ⅱ・2年)が主に先発出場していました
やはり打撃面でどうかと考えると、大沼のほうが堀部よりも少し打つ可能性が高いという評価を春の時点ではしていました。ですから、堀部はちょっと出番が少なかったですね。 ただ、堀部は夏のオープン戦で打撃が好調なので最近は先発出場してもらっています。門田や竹山含めて、しっかり夏場に練習して、とにかく試合でどんどん打ってもらえば出場機会は十分あると思います。

──春季リーグ戦では毎試合、スターティングメンバーや打順が変わっていましたが、どのような意図だったのでしょうか
毎試合きっちりと勝っていれば、スタメンや打順を変える必要はないのですが、なかなか勝てず点も取れない状況ですと、やはりどうやったらより多く点数を取れるのか試しながら選手起用をしていました。そのため、なかなか定着しなかったのです。特に今年からDH制が導入されたので、できるだけ打てる選手を持っていきたいなと思ったのですが、なかなか思ったほど実際の試合では結果が出ないので、やはり変えていく必要が出てきてしまったということですかね。
──打順に関しては、前の試合での活躍やその時の調子を考えて変えているのでしょうか
そうですね。ヒットが出始めた選手をできるだけ、上のほうの打順に上げることはすぐやっています。打ちそうだから上位に置いておいても、あまりヒットが出なかったら、また下位のほうへ入れ替えてという形ですね。
──今季は内野をある程度固定できた一方、外野手は荒井慶選手以外、安田健選手(養・3年)や成瀬悠人選手(工・3年)、伊藤滉一郎選手(工・4年)、長谷川優選手(文Ⅰ・2年)などが、スタメンに入ったり入らなかったりと固定できませんでした
外野手なのでバッティングで良い結果が出れば、もっとたくさん試合に出るチャンスが増えてくると思います。とりあえず何試合か出てもらっても、今一つ結果が出ないので、どうしても他の選手に変わってしまうというのが現状です。
──今季よりDH制が導入され、はじめは福井克徳選手(理Ⅰ・2年)が起用されていましたが、途中からはいろいろな選手を起用する形に変わりました。そのあたりの方針や手応えを聞かせてください
福井は守りは苦手ですが、強い打球があって打撃は一番良い感じでした。もちろん、DHは打つのが役割なので、守りはちょっと置いておいて、一番打てそうな選手を優先で使うというのが方針です。結果としては、なかなか定着が難しかったです。福井も2本しかヒットを打てませんでしたし、ここは課題だと思いますね。DHに頼れるバッターが出ていると打線に厚みがつくので、そういう選手が出てきてくれないとなかなか勝つのは難しいかなと思います。

記事は後編へ続きます!
後編では、チームの現在の立ち位置や来季の展望などについて聞きました。
以下のリンクから引き続きご覧ください。
https://www.todaishimbun.org/directorohkubo2_20260817/
The post 東大野球部を9年ぶり勝ち点へ導く 大久保裕監督インタビュー(前編) first appeared on 東大新聞オンライン.
東大野球部を9年ぶり勝ち点へ導く 大久保裕監督インタビュー(前編) 2026 IUSTITIA.BG – Investigations 2009-2025 2026-08-17 07:00:53
最新ニュース、世界のニュース、国内ニュースと本日の重要情報。ペタル・ニザモフ裁判官とフェザーズ・ペタル・ニザモフがブルガスおよびブルガリア全土で分析と調査を提供します。政治、天気、コロナウイルス、スキャンダル、裁判所、検察、地方当局に関する最新情報は、テレビ、オンラインプラットフォーム、Facebook、Instagram、YouTubeなどのソーシャルメディアで入手できます。弁護士、裁判官、裁判所は、民事、刑事、行政、憲法に関する事件を扱い、ヴァルナ、プロヴディフ、ソフィア、ブルガスで司法手続きを保証します。Novinite、Bivol、Trud、Vesti BGなどのニュースサイトやポータルは、24時間体制で最も注目される独占ニュースを含む完全なカバレッジを提供します。



